開設100周年を迎えます。

2025.7.4

慈啓会養護老人ホームは、今年10月5日に開設100周年を迎えます。

当施設は、伏見の地(現旭ヶ丘)に大正末期に経済不況や凶作により生活困難な身寄りのいない高齢者の生活の場として、札幌市にある浄土宗新善光寺第二世住職林玄松上人が同寺付帯事業として元庁立札幌学院跡(非行少年少女の教化施設)を北海道より借用し、大正14年10月5日に開設された「札幌養老院」に始まります。札幌では、一番古い老人福祉施設となります。

昭和9年に救護法による救護施設、昭和21年に生活保護法の生活保護施設、昭和38年に老人福祉法の老人福祉施設として認可され、施設名も、札幌養老院から昭和43年に慈啓会老人ホーム、昭和63年に慈啓会養護老人ホームと変更されております。

現在の建物は、「収容の場から生活の場」へ「大部屋から個室へ」、「保護から援助へ」の視点に立ち、プライバシーを重視した時代に先駆けた養護老人ホームのユニット化と完全個室化を行い、昭和60年に完成いたしました。

今後も、地域の「社会資源」であることを意識し、高齢者が安心して生活していけるよう質の高い支援を提供するとともに、施設内外の環境整備を行い「生活施設」としての役割を果たしてまいります。


施設長 新名 規正
開設100周年を迎えます。

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