見学先：社会福祉法人札幌南福祉会　　軽費老人ホーム　宏楽苑

• 宏楽苑グループホーム　花笑み
• 宏楽苑コミュニティーセンター　笑カフェ

令和6年9月20日（金）と9月24日（火）に施設見学会を開催いたしました。
両日合わせて35名の参加となりました。

5年ぶりに施設見学ができ大変有意義な見学会だったと思います。新型コロナウイルス感染症が感染症法上5類になったとはいえ、高齢者にとっては脅威であると考えます。

このような中、施設見学を引き受けて下さった宏楽苑さんにはとても感謝しております。

日頃、業務を行っていく中で入居者様の危険やトラブルを回避しようとするあまり、規則が増えたり行動の制限になってしまいがちです。しかし、この度の施設見学では入居者様の意思を尊重し役割や生きがいを持つことで、自主的に行動し入居者様同士が助け合い解決していることに感動しました。職員が、すぐに介入するのではなく「見守る」という行為がいかに大切かと思いました。

笑カフェを始めたのは2年前とのことで、入居者様はじめ近隣の住民の皆さんにも利用して頂くという事でしたが、このころはまだコロナ感染症が収束していない中で、通常に考えるとコロナに感染するのではないかとリスクを避けることが優先であったと思います。しかし、コロナ感染の世の中で外出の機会を作るという発想に驚きました。笑カフェでは、地域の人たちから野菜を頂いたり、近所のお肉屋さんから材料を安く購入できたり、庭の畑からお花を頂いた時は入居者様に飾って頂くなど地域とのつながりの大切さにも改めて考えさせられました。笑カフェにランチを食べに来ていた一人暮らしの方が「食事が美味しいから、入居の申し込みをしよう」と入居につながることもあるようです。

本当にこの度の施設見学では、たくさんの事を学ぶことができました。今後に生かしていきたいと思います。