リラックスを目的とした呼吸法

2023.3.22

新型コロナの感染症法上の位置づけについて、政府は、58日に今の「2類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行する方針を決定しました。また新型コロナウイルス対策のマスク着用についても3月13日からは原則として着用を推奨せず、 個人の判断に委ねる ことになっていますが、医療機関や高齢者施設等における対応としては、「高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設等の従事者はマスクの着用を推奨する」とあり、当施設でも職員はもちろんのこと、入居者様にもマスク着用の継続をお願いしており、マスク生活はまだまだ続きそうです。

それに伴い当施設では、少しずつですがレクレーションや行事の再開をしています。その一つ「やすらぎカフェ」は、看護師主催でちょっとした講話やレクを行い、その後でお茶を飲んでほっと一息ついていただくことを目的に、月1回のペースで行っています。つい先日は、「リラックスを目的とした呼吸法」をテーマに行いました。「心配事があって眠れなかった」「悩み事があると血圧が上がる」などと入居者様から相談を受けることがあります。コロナや健康、家族のことなど様々な不安や心配事、日々ストレスを感じている入居者様に、セルフケアのひとつとして学んでいただければと思い、入居者様と職員が一緒になって呼吸法を実践しました。人は焦りや不安などを感じると無意識で浅く早く行う胸式呼吸になりがちです。鼻からゆっくりと深く息を吸いお腹を膨らませ、口から息を吐く腹式呼吸で、私たち自身もゆとりを持ってwithコロナの時代を乗り切りたいです。


看護師 和田 智江