日本のお正月はやっぱりお餅だよね

2023.3.22

毎年恒例の鏡開き。お汁粉と口直しのしば漬けとお茶で仲間と楽しく団らん。開設以来、年に何度かのお餅提供で、お餅を喉に詰まらせた利用者様は一人もいません。万が一、喉に詰まらせようものなら、今後、お餅は出してもらえないと思われているのか。今年の鏡開きは皆さんからリクエストをいただき蓄音機でSPレコードを流し、昔懐かしい歌をバックに楽しみました。「湯の町エレジー」「蘇州夜曲」「支那の夜」洋曲では「ラ・ビアンローズ」など、戦後間もない曲・レコードに曲名が右から左へ書かれている・蓄音機のレバー(ゼンマイ)を回さないと止まってしまうなど職員は四苦八苦しながらでした。リクエストをいただくため、曲名一覧を若い職員に作ってもらい出来上がりを見るとA面の曲しか載っていない!なんと、レコードにA面B面があることを知らなかったとのこと。思えば、物心ついたころにはすでにレコードではなく、CDになっており、今では携帯に音楽をダウンロードして楽しむ時代。先日、音楽関係者の話を聞いたところ、「最初の15秒でいいなと思われなければダウンロードしてもらえない。そのため、曲を作るほうも、イントロなしで最初にインパクトが来るような曲作りに変わってきている。」とのこと。確かに最近の曲はいきなり歌が始まることが多い。「狭い日本そんなに急いでどこに行く」(昭和48年の交通安全の標語)「そこの若者よ、一緒にお汁粉でも食べてゆっくりしないか」と言いたいですね。


施設長 村上 博子
日本のお正月はやっぱりお餅だよね

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