拓寿園の概要

2022.8.16

札幌市拓寿園施設長の阿地です。

施設長便りには初めての寄稿になりますので、拓寿園の概要をお知らせします。

拓寿園は軽費老人ホームB型で、自立した方を対象とした自炊の施設であり、トイレや風呂、洗濯場が共用の高齢者向けアパートに相談機能が付いているイメージです。

開設は昭和50年3月1日で、3年後の2025年に50周年を迎えます。

定員は50名で1人部屋が42室、2人部屋が4室です。建物は2階建てですが、自立している方が対象のため、玄関や居室等には段差があり、バリアフリーではありません。エレベーターもありません。職員は日中は施設長・相談員・介護職員の3名、夜間と土日は委託の当直員1名で運営しています。

軽費老人ホームB型は、高齢者の住宅施策の一環として、国が昭和46年に制度化したものですが、新設や更新は認められないため、設置数は年々減少し、現在は全国で12カ所のみとなっています。このうち札幌市には当園と西区の琴寿園さんの2カ所、その他道内には標茶町に1カ所設置されています。

このような状況下、当園がいつまで存在するかは分かりませんが、現在入居している皆さんはずっと拓寿園で暮らしたいと言ってくれていますので、いつまでも健康で生活していただけるよう目配り・気配り・心配りしていきたいと思っています。


施設長 阿地 俊弘
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