コロナ渦

2022.7.19

私は今年三月に慈照ハイツに入社しました。それまでは病院勤務の経験しかなく、介護福祉施設での勤務は初めてでした。
入職した時、職場はクラスターの最中で、新型コロナウイルス感染が身近なことだと実感しました。当施設は古いのですが、個室でお部屋にトイレや水回りが装備されていたことと、入居者様の居室での待機生活のご協力もあり、早急に終息を迎えることができました。
隔離生活は入居者様にとって、運動機能の低下、認知機能の低下、抑うつ、不安などの様々な大きな心身の変化をもたらしました。
比較的スムーズには通常生活に移行はしましたが、お一人お一人隔離生活の辛さはありまして、入居者様の話を都度傾聴させていただきました。振り返ると、感染対策以外で一番力を入れたのは精神的な援助です。これは病院の看護と最も違うところだと実感し、集団生活している方の看護について勉強させていただきました。
最近やっと皆様の笑顔、笑い声が大きくなってきて、みなさまの本来の姿なのだと思い、これを守れるよう努めたいと思っています。


看護師 森 純子