鯉のぼりに願いを込めて

2022.5.6

なかなか終わりが見通せないコロナ禍で、平日は自宅と職場の往復、休日は自宅近隣で食糧や生活用品の買い出しといった単調な生活パターンが定着してから早くも3年目を迎えました。高齢者施設での集団感染は散発的に発生していますが、うららかでは入居者や家族の皆様のご理解をいただき面会や外出の制限を継続し、入居者は陽性ゼロの記録を更新しています。「コロナの時はたいへんでしたね」と語りあえる日がやって来ることを待ち続けたいと思います。

さて、札幌では桜の開花が平年よりも8日早く、あちこちで満開の桜が咲き誇っていますが、厚別川界隈では桜とともに優雅にたなびく「鯉のぼり」が春の風物詩の一つとなっています。今年も国道36号線「清田橋」と旧国道「厚別橋」の間の厚別川の上空で、約80匹の鯉のぼりが悠々と舞っています。(写真参照)

これは河川の環境保全活動に取り組む地元NPOが、健やかな子どもたちの成長を願って掲揚しているもので、今年でちょうど20年目となったそうです。
立身出世や魔除けなど、鯉のぼりにかける人の想いは様々ですが、いまだ蔓延するコロナウイルスを大空の彼方に吹き飛ばして!と願わざるを得ません。


施設長 小野寺 徹