感染症から身を守る

2016.12.26

今年の冬の始まりは、何十年ぶりに急に寒くなったり、一気にドカ雪が降る 例年と違った出だしとなりました。
そのせいか、いつもより早く11月からインフルエンザが流行し、感染性胃腸炎も全国的に4年前の大流行に迫る勢いです。
先日、札幌市保健所の結核・感染症研修会に参加しました。 手洗い・うがいの励行は、皆様の感染症予防の意識にも根付いていると思いますが、実際に罹患した際の症状の見極めや対処方法など、まだまだ一般の方には浸透していないのが現実だと思います。

特にノロウイルスの場合、嘔吐したら慌てて素手で処理したり衣服に付着した吐物をそのまま洗濯してしまったりと、かかっていない周囲の方への感染拡大が知識不足で起こりうるので非常に危険です。 当施設では、11月より次亜塩素酸スプレーを各居室に設置し、普段から入居者様が水回りやドアノブの消毒をして頂いています。

また直ぐ使用出来る様に吐物処理の必要物品と手順はセットして職員がいつでも対応できる様にしてあります。
大流行の兆しの中、正しい手洗い方法を身に付け、罹った可能性のある方は直ぐに報告して頂き、必要時病院受診や隔離を早めに対応する事で感染拡大を予防していきたいと思います。


看護師 中筬 里子