観賞
2016.6.19
熊本地震後、30年以内にさらに大きな地震が起こるだろうと言われ何時も大きな災害が起こった後に発表されています。悲惨な光景を見る度に、これだけ科学が発達しているのに止める事が出来ないのか?自然界の恐さを何時も思い知らされます。
当施設は100名の入所者様と生活支援ハウス20名の方が生活されています。
勤めて14年目になりますがそれ以前に入所されていた方も月日と共に、ADL低下が進み施設での生活が困難となり一人二人と去っていく寂しさ、又医務室としての力の限界を感じ自分自身と戦っている日々が多くなっています。同時にエレベーターに乗ってから、はっとする瞬間があり、この間までは階段も軽やかに上がれていたのになあ・・・。
施設中庭にある桜の乱舞に足を止め心癒され、地に降り可憐な花弁の上を歩くと可哀想かなと思いながらも何故かスキップしたくなる自分が居ます。年々増えている木陰に咲くスズランを眺め幼少期に見た群生を思い出したのは年のせいだろうか?今は、芝桜のピンクと白が綺麗に咲き食堂からも見え楽しませてくれています。その横には、新たな苗が植えられておりどんな花が咲くのだろうか?入所様の関わりと愛情で毎年楽しませて頂いています。
畑では、トマト きゅうりetc苗を植えています。生き生きとしている表情と若々しさは、何処から湧いてくるのだろう。羨ましく思い見習いたいと思うのですが身体が動かないのです。実りの秋には、満面の笑顔楽しみにしています。
看護師 高橋 隆子