長かった冬を終えて

2013.6.14

今年ほど、待ち遠しかった春はなかったと思います。降雪量も多く寒さに耐えた後の春の花の美しさは、心を豊かにしてくれます。四季のある日本は素敵ですね。
大雪の他にも、色々な所での感染症の発生があり、保健所からのノロウィルス注意報やインフルエンザの発症が多く聞かれました。

当施設では、嘔吐した場合に48時間は自室から出ないで頂き感染症対応としており、御本人の協力と御家族の了解を得て実施しています。平成22年のゴールデンウイーク中に入居者21名、職員1名の集団感染があり特定の菌の検出はありませんでしたが、その後どうしたら、感染症を発症させないことが出来るかを検討して、疑いの段階でも感染症対応にしようと成りました。入居者にも説明し職員も対応の手技を習得してもらい、施設内の消毒及び手洗い等を徹底しました。
結果、平成24年度は養護老人ホーム・生活支援ハウス合わせて120名において、感染症の発生はありませんでした。運が良かったのか、感染対応が良かったのかは解りませんが目で見えない敵との戦いと思って予防に関わっております。


看護師 濱野 弘子