みんなで元気に!らん♪ラン♪RUN♪
7月、法人で「RUN伴2015」に参加しました。「RUN伴」とは、認知症フレンドシップクラブ主催のランニングイベントで、認知症になっても、安心して暮らせる地域になることを目指して、認知症の方とともに家族の方・介護者の方・一般の方が少しずつリレーをしながら、一つのタスキをつなぎ、ゴールを目指すものです。開催5回目の今年は、7月に北海道北見をスタートし、太平洋側や日本海側のルートを通りながら、11月に福岡県大牟田を目指す約2,500キロのコースとなっています。
当法人では、3回目の出場で、これまで各部署の職員が出場していましたが、今回初めて入居者の方の参加がありました。今年のタスキは、江別のグループホーム北海ハウスみずほ館さんより受け取り、厚別のケアハウスやすらぎまでの約21キロを7人の入居者と職員でつなぎました。第1〜5走は、職員が7キロ・5キロ・3キロとそれぞれの体力に合わせて、余裕の表情で走る姿もあれば、必死に歯を食いしばりながら走る姿と様々でした。最終走者は、ケアハウスの入居者の方と職員が施設手前100メートル程よりゆっくりと歩き、ここまでタスキをつなげた第1〜5走の職員とともに笑顔で手をつないでケアハウスやすらぎに到着することができました。
今回タスキをつなげたことで、認知症の方やその家族の方には、地域の中には協力してもらえる仲間や機関があると知ってもらうこと、認知症でない方には、地域の中には助けを必要としている認知症の方やその家族の方がおり、認知症になっても安心して暮らせるまちとはどのようなものか少しでも多くの人に考えてもらうこと、それらを達成するためのきっかけになったことと思います。タスキをつないだ距離は、総距離約2,500キロのうちの約21キロでしたが、少しずつの積み重ねが大切だと感じました。
昨今、マラソンは気軽に行えるスポーツとして、人口が増えているようです。そんなブームの中、来年はみなさんのまちでも、心地良い汗をかきながら、タスキをつないでみませんか?!(ご興味のある方は・・http://runtomo.jimdo.com/)