まげねど!

2011.7.7

三月十一日、午後三時頃でした。大震災の悲惨な情景を、リアルタイムに伝えるニュースが突然、流れ出しました。ヘリコプターからの中継で、東北地方の各地を、津波が飲み込む、とても現実とは思えない映像が、とめどなく映し出されました。

この日以降、スタジオからの報道も、全てがこの災害について、報じるものでした。

後に東日本大震災と名づけられた、空前の大災害の全容が、次第に明らかになっていく時の流れに、多くの方が、ただ呆然と見入る以外に、どうすることも出来ないジレンマと、いったいどれだけの、尊い命が失われることとなるのか、という深い悲しみに、沈んだことでしょうか。 この事態に、菊寿園におきましては、災害の数日後の集まりの場においての、被災者の皆様の冥福を願っての黙祷や、玄関ホールに、哀悼の花篭と、募金箱を置きましての、支援への取り組みを行いました。また、現在も東北の言葉《まげねど!》の激励文を掲示して、「共に頑張ろう!」との表明を、させていただいております。こういったことが、いずれも入居者の皆様からの、自然な熱い思いから、行われたことです。そのことに、とても感銘すると共に深い感謝の気持ちでいっぱいです。


施設長 多田
まげねど!

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