高齢者パワーを参考に
2014.1.29
定員100名のシルバーハウス、平成26年1月1日現在の入居者の最高年齢は99歳で2名、一番若い入所者は68歳で1名、性比は男性が3割、女性が7割、全体の平均年齢は84.3歳となっています。
このような中で、皆さんの施設も同様と思いますが、入居者のパワーに圧倒される時がよくあります。
例えば99歳の女性、土いじりが大好きで朝の食事時間の前から、草取りをはじめ、季節の花を植えるなど、他の入居者の先頭になって花壇の手入れをしてくれますが、見ている職員からすると転倒はしないか、けがはしないかとハラハラドキドキの連続。
また、昨年新聞にも紹介された、95歳の女性が弾く三味線も入所者や職員が聞き惚れる腕前の素晴らしいものでした。
パワーと言えば、仲良しの仲間での「昼からカラオケ」で、帰ってきたときは顔には赤みがほんのり、もちろん、お酒も入っています。別の仲間は「保養センター駒岡」で、「徹夜マージャン」で、翌日に「いや~疲れた」と言いながら笑顔で帰ってきます。
昨年の夏祭りの開催時に行った「文化展」は、入居者やそのご家族にも見ていただきましたが、その一部を紹介したいと思います。写真が少し見づらいと思いますが、 他の入居者にも人気があり、引く手あまたの、布きれを利用し作成した履き心地の良い「ぞうり」。このほかにも、いろいろ描いていますが、夏の風物詩の花火の「絵画」。ブランド物にも引けを取らず、買い手が付きそうな皮革工芸の「バッグと小銭入れ」など、その才能と制作意欲に感心するばかり。
このような皆さんに囲まれて、平均年齢より?歳若い私も入居者のパワーを貰い、職員と一緒になって、利用されている方々に「シルバーハウスを利用して良かった。」と喜ばれるような施設づくりを進めていきたいと考えております。
施設長 荘司 修