平成最後の年を終えて
シルバーハウスの今年1年を振り返ってみますと、大きな出来事が2つありました。 1つ目は、9月6日午前3時7分に発生した北海道胆振東部地震です。 地震の規模はМ6.7という胆振地方を震源地とした過去最も高い震度7が観測 され、さらのこの地震により道内全域に停電をもたらしました。 幸い21時間後に電気が復旧したため、大きな被害は免れましたが、この災害を 経験して今後の課題も多く残されました。 発電機により厨房内の電源は確保できましたが、燃料となるガソリンの供給問題、 ライフラインが全て途絶えた場合には、現在の備蓄3日分では間に合うのか、真冬 の場合ではどうなるか等、不安要素がいくつもあります。 予算の範囲内において常備できるものもありますが、一番大事なことは日頃より常 に小さな変化も見逃さず、各自が災害時においてどのような行動をとらなければ ならないかを職員一人一人がイメージすることにより、防災に対する意識を高める ことの重要性を痛感いたしました。
2つ目は、シルバーハウスの大規模改修工事です。 A棟は昭和59年、B棟は昭和62年といずれも築30年以上を経過しておりますが、 これまで修繕工事は一度も行われず、2年前から計画をして今年ようやく工事に 着手いたしました。 外壁の補修、塗装はじめ、全室の配管更新、ボイラー更新、浴室全面改修、屋上 防水などの工事を今年6月から着工しており、来年1月末には完成予定です。 居室工事では、生活されている中での作業のため、お部屋の一時移動や騒音、 断水など、大変ご不便、ご迷惑をお掛けいたしましたが、入居者の皆さんのご理解 とご協力のおかげで、無事完了することができました。 リニューアルされた浴室や脱衣室には、手すりを取付け浴室内にもコールボタン を設置するなど、安全性に配慮した設計となっており、年末年始には、男女ともに ゆっくりと気持ち良く、安心して入浴できることと思います。 このように平成最後の年は、シルバーハウスにとっては、とても目まぐるしい1年 となりました。
来年は、元号も変わります!!
どうか、平和で穏やかな年でありますように・・・。