平成最後の年を終えて

2018.12.14

シルバーハウスの今年1年を振り返ってみますと、大きな出来事が2つありました。 1つ目は、9月6日午前3時7分に発生した北海道胆振東部地震です。 地震の規模はМ6.7という胆振地方を震源地とした過去最も高い震度7が観測 され、さらのこの地震により道内全域に停電をもたらしました。 幸い21時間後に電気が復旧したため、大きな被害は免れましたが、この災害を 経験して今後の課題も多く残されました。 発電機により厨房内の電源は確保できましたが、燃料となるガソリンの供給問題、 ライフラインが全て途絶えた場合には、現在の備蓄3日分では間に合うのか、真冬 の場合ではどうなるか等、不安要素がいくつもあります。 予算の範囲内において常備できるものもありますが、一番大事なことは日頃より常 に小さな変化も見逃さず、各自が災害時においてどのような行動をとらなければ ならないかを職員一人一人がイメージすることにより、防災に対する意識を高める ことの重要性を痛感いたしました。
2つ目は、シルバーハウスの大規模改修工事です。 A棟は昭和59年、B棟は昭和62年といずれも築30年以上を経過しておりますが、 これまで修繕工事は一度も行われず、2年前から計画をして今年ようやく工事に 着手いたしました。 外壁の補修、塗装はじめ、全室の配管更新、ボイラー更新、浴室全面改修、屋上 防水などの工事を今年6月から着工しており、来年1月末には完成予定です。 居室工事では、生活されている中での作業のため、お部屋の一時移動や騒音、 断水など、大変ご不便、ご迷惑をお掛けいたしましたが、入居者の皆さんのご理解 とご協力のおかげで、無事完了することができました。 リニューアルされた浴室や脱衣室には、手すりを取付け浴室内にもコールボタン を設置するなど、安全性に配慮した設計となっており、年末年始には、男女ともに ゆっくりと気持ち良く、安心して入浴できることと思います。 このように平成最後の年は、シルバーハウスにとっては、とても目まぐるしい1年 となりました。
来年は、元号も変わります!!
どうか、平和で穏やかな年でありますように・・・。


施設長 上田 均

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