共に寄り添って生活するサポート

2019.9.17

ケアハウス カームヒル西円山の看護師の高橋です。

私が当施設に入職したのは11年前です。その時よりも入居者様の平均年齢・平均介護度は高くなっており、特定施設入居者生活介護を受けている方の数ももちろん増加しています。
そのような中で、入居者様へどのようなケアをするか、リスクマネジメントを考慮し、できなくなった所を支援するという保守的なケアが中心になっていたような気がします。
しかし、入居者様の側もケアを提供してもらうだけでは、依頼心が強くなってしまい、満足感は得られず、逆に「生きがい」や「喜び」を奪ってしまう事にもなりかねません。

そのような中、カームヒルでは現在入居者様にも様々な活動に参加していただき、共に寄り添って生活するサポートに力を入れています。
例えば、感染委員会や防災委員会への入居者様の参加、行事やレクの準備・設営のお手伝い、入居者様主体のサークル・教室の開催を実践し始めています。
昨年度の冬期間は、入居者様数名に共用部分の手すり拭きをシフト制でしていただき、数年ぶりに、入居者様も職員もインフルエンザの発生ゼロ!!で春を迎えることができました。

入居者様の持つ力や好きな事を引き出し、それができるように少しサポートをして一緒に楽しむ・・・。課題もあると思いますが、それが実現できるのが軽費・養護部会の施設の醍醐味ではないでしょうか。

直近では、9月7日(土)に当別町の道民の森へ『カミネッコン』(検索してみて下さい)
の植樹に当法人職員とその家族で行くイベントがあるのですが、元営林署職員である82歳の入居者様もお連れして一緒に木を植えてきました!
その鍬さばきたるもの、鮮やかで手際良く、職員の誰よりも生き生きと輝いていました!!


看護師 高橋 利奈
共に寄り添って生活するサポート

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