地域貢献

2019.11.1

当施設が所在する人口約1万1千人の札幌市南区石山では、毎月2回「いしやま朝市」が開催されています。
近郊農家の新鮮野菜、揚げたてコロッケ、こだわりのパンなどを販売していて、朝市に来る人にとっても、朝市に従事する人にとっても「買い物」だけではなく、仲間に会える、誰かと声を掛け合える大切な場所となっています。
また、朝市の中でちょっと一休みできる場所として開設している「喫茶コーナー」は、交流の場として定着しており、買い物だけではなく、ここでおしゃべりすることが楽しくて訪れる方もたくさんいます。
しかし、「朝市に行きたいけれど移動手段がない」「重たい荷物を持って帰るのが大変」など、行くことをためらっている高齢者の方々がいることを聞き、気軽に買物をして、地域の方々との結びつきも強くなるよう、苑車の無償貸出と職員の派遣を行い「いしやま朝市送迎バス」の運行を行っております。
また、地域交流事業の「納涼の夕べ」「パークゴルフ大会」に参加された地域の高齢者の方々、いしやま朝市送迎バス利用者の方々から「宏楽苑の食事を食べたい!」との声が聞かれ、地域住民の方が交流を深める場として毎月1回開催している「コミュニティサロン駅」を利用して、2ヶ月に1回「昼食出前サービス」としてカレーライスとスープを安価で提供して大変喜ばれています。
人と人とのつながりを広め、明るく住みやすい地域作り、職員が地域に出て「地域の一員」になることの大切さ。
そして、これからは、職員だけでなく、地域の方たちを巻き込み、それぞれの持ち味を生かし楽しみながら生活を共有できるよう、地域とのつなぎ役として、職員一人ひとりが地域に向けてアンテナを張り、更に地域に根差した施設づくりに邁進していきたいと強く感じています。


施設長 瀧川 尚規
地域貢献

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