今できることを

2020.12.11

当施設に入職して、ちょうど1年になります。これまでずっと病院勤務だったので、施設での業務の違いに戸惑いながらも、日々色々な事を学ばせて頂いています。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、入居者様は外出の機会が減り、例年施設内で行われていた様々な行事もほとんどが中止・縮小となってしまいました。
活動の機会が減ることによる体力の低下や、気分の落ち込みが今とても気になるところです。
感染予防をしつつ体力・気力をどうやって維持していくかというのは、今後も大きな課題となっています。
体力維持に関しては、密に注意しながら短時間で体操を行ったりと工夫していますが、この生活の中で心の健康を保っていくのはとても難しい事です。ストレスが少しでも解消され、心が晴れるように、時には雑談をまじえてゆっくり話を聞く時間を持ち、一人一人の気持ちに寄り添う事を心掛けています。 普段は聞けない話をしてくれたり、どんどん話題が溢れてきて、皆さんの「話したい!」という気持ちが伝わってきて、私も笑顔をもらっています。  今できることは小さなことですが、この日々の小さな関わりを大事にしていきたいと思っています。

もうすぐ2020年も終わります。新しい一年は初めての行事を入居者の皆様と楽しめる日が来ることを願いつつ、感染予防と入居者様のサポートに努めたいと思います。


看護師 齋藤沙織