琴寿園的社会貢献活動
様々な社会貢献活動があるが琴寿園に求められているものは?と模索していた中、病気で頭髪が抜けた方々に贈る「タオル帽子」を作り、無償で届ける働きをしている団体「ひだまりの杜(伊達氏を拠点に活動)」を知った。2017年10月の事。まさに琴寿園に求められていることは「これだ!」と直感、すぐさま電話しアポを取った。翌月になんとひだまりの杜スタッフ4名が来訪され、活動結成のいきさつ、作り方までレクチャーしてくださった。参加者は裁縫が得意な方ばかりではなく、この活動の趣旨に賛同してくださった方、縫う事は出来なくてもとタオルや糸を寄贈してくださる方もいた。活動は4年を迎えようとしている。「タオル帽子を縫っているとき、ガンで亡くなった友達を思い出した」またある方はご自分の娘さんがガンの時「こんなかわいい帽子はなくて、黒いケア帽子しかなかった・・・。あの時この帽子の存在を知っていたらもっと明るい気持ちで過ごせたのではないだろうか・・・。」等色々な「悲しみ」「後悔」そして「想い」が錯綜している中での活動であることを改めて知った。
琴寿園では月に1回、ボランティア活動の日として「タオル帽子」の作成を行っているが、その日以外でもご自分で縫われている方も多い。オリジナルでワンポイントの飾りを付けたりとグレードアップした帽子を提供する事もあり、創意工夫も楽しみながら行っている。
基本的に完成した帽子はひだまりの杜に贈っているが、琴寿園近くの静和記念病院や愛育病院にも送らせて頂いたことがある。
一針一針に思いを籠(こ)めて・・・琴寿園はこれからもこのボランティア活動を続けてまいります。
ひだまりの杜フェイスブックでも活動の様子を見る事が出来ます。
https://ja-jp.facebook.com/hidamari.no.mori(了承のもと載せています)
寄贈したタオル帽子は総枚数「1116枚」にものぼる
2017年11月 開催時の写真を使用